月間ボディービルでも実践編が今月から始まります。そこで今後トレーニングを知る前に今のトレーニング界にはびこる嘘と創作的トレーニング方法から脱却しなければなりません。指導者は襟を正し真摯に真実を見極める目を養い真実の範囲で指導しなければ指導者では無く単なる嘘つきでしかありません。気付かない内に自分がそんな嘘や創作の中に巻き込まれていないかを次の事柄に○×でテストしてみましょう。
①どの様な重量を扱うときも正確に全稼動域で行わなければいけない。
②どの様な重量を扱うときも反動を使わないゆっくりとした動作で行わなければいけない。
③動作時の呼吸法はとても大切で各種目別の呼吸法を知って行うほうが良い。
④間接稼動範囲を広げると筋肉もストレッチされている。
皆さんいかがでしょう?実際の答えは全て×です。思い込みの偏見を捨てて考え直してみれば自分自身で検証する事が出来ます。①どの様な重量を扱うときも正確に全稼動域で行わなければいけない?=実際には重量が増すにつれて稼動範囲は狭くなり最後には稼動させられなくなります。冷静に考えてみれば重くなるほど動かせなくなるのは当たり前の事です。②どの様な重量を扱うときも反動を使わないゆっくりとした動作で行わなければいけない?=実際の動きの中で、伸筋は屈折位から、屈筋は伸展位から反動を使わないでゆっくりとした動きから負荷をかけてしまったら間接や腱、靭帯を痛めてしまいます。たとえば伸筋では膝関節や上腕三頭筋のトレーニング時での完全屈折位からの動作。屈筋では上腕二頭筋や大腿二等筋などのトレーニング時に間接の完全伸展位での無反動による動作を避けなければ怪我をしてしまいます。本来反動というのは肉体が怪我を裂けるために備わった自然な自立機能なのです。反動を使い無理な関節稼動域を回避してトレーニングする事がどうして非効率なのでしょう。③動作時の呼吸法はとても大切で各種目別の呼吸法を知って行うほうが良い?=実際には呼吸自体自立神経であるが故にトレーニングの種目で変わるわけも無く、重量の変動による筋出力も呼吸により肺の圧力で心臓を圧迫させて血圧の調整が行われ筋力の維持を自立的にします。その事は腹圧に対しても動作方向によって自立的に行われています。解りやすく言えば筋出力が大きくなるほど長い呼吸が出来なくなったり、空気が肺に溜まっていない状態では筋力が発揮できないのです。したがって自分の動作そのものが自立呼吸と密接に関わっている為に自立神経を無視した指導をする事自体がおかしいのです。④間接稼動範囲を広げると筋肉もストレッチされている?=実際には筋肉はどの様な関節稼動域でも弛緩と緊張をさせる事が出来ます。だからゴムのように一つの張力の範囲で伸び縮みしているのではありません。したがって各関節稼動位でのストレッチがあります。危険で勘違いを避けないとならないのは間接稼動の位置によってはただ危険に近づいているだけなのに筋肉がストレッチしていると勘違いしてしまう事です。それは肘関節の伸展位や膝関節の屈折位等でその時に刺激を感じているのは筋肉ではなく間接や腱、靭帯です。肘関節の伸展位の刺激は腕ひしぎ逆十時の痛みと同じです。膝関節の屈折位では支点がなくなる事で起こる関節の剥離痛です。つまりテコ作用の中で力の伝達効率が著しく落ちてしまう位置で実際に筋力は最大出力を発揮しているにもかかわらず、支点が無くなり無理が発生している状態です。
いかがでしょう。皆さんは本当にこの事柄を理解していましたか?そしてこの事柄を皆さんが検証出来ないようなものでしょうか?まずトレーニングを始める前に自分自身を取り戻す事からスタートしようではありませんか。特別な用語を覚える必要は在りません。特別な定義や現象を信じる事もありません。白筋も赤筋も速筋も遅筋も細胞レベルの事もトレーニングには何ら関係ないです。その様な事を唱える人にトレーニングを知っている人に出会った事が私は30年間一度だって無いです。もしその様な人がいたらこのサイトで具体的なトレーニング方法とその理由を皆さんに解り易く説明してあげてください。残念ながら私にはその種の事で説明できる力も無いし現実も知りません。 次回はこの事をふまえたうえで各種目の具体的なトレーニング方法の説明をしたいと思っていますので是非、知りたい種目や部位のトレーニングに対する御質問をお待ちしています。